華盛頓日記

ワシントンDC界隈をぶらぶらする。

カレーではなく、カラヒ。

日曜日の午後、ワシントン中心部のパキスタン料理店でチキン・カラヒを注文。カレーではなく、カラヒ。パキスタンではカレーをカラヒと言うのかと思ったが、メニューには別にチキン・カレーもあった。「カラヒって何?」と店員に聞いてみると、「ボウルのことです」と素っ気ない。

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店内には他に一組しか客はいなかったが、待つこと10分弱。さて、これがそのチキン・カラヒ。中華鍋のような丸い鍋に入ったカレー風の和え物を別の皿によそってご飯もしくはナンと一緒に食べる。この中華鍋みたいなのがカラヒなのか…。見た目も、食べ方も、カルダモンやクローブの効いた味付けもまさしくインド系(パキスタン系?)のカレーそのものであった。

むかし栃木県庁前にあったカレー屋がインド料理と銘打っていながら、パキスタンの国旗が掲げられていたのを思い出した。「パキスタン料理」といっても日本人に馴染みがないからだろう。オーナーはパキスタン人で、コックはインド人だったが。アメリカでは、インド人もパキスタン人も日本と比べれば圧倒的に多いから、きちんと区別しても売り上げに影響がないのかもしれない。